話題沸騰！高栄養価の野菜パウダーの落とし穴は？

最近テレビで度々紹介されている野菜パウダーを取り上げたいと思います。


野菜パウダーとは、過熱水蒸気殺菌乾燥させることで、
旬の新鮮野菜を20μまで微粉砕したものを言います。


赤ちゃんの離乳食やお年寄りの流動食などで効果的に栄養を摂るには良いのかなあとは思います。


葉野菜などは調理の過程で、水溶性のビタミンB1やビタミンC、カリウム
酵素などは加熱していまうと何割かは損失してしまいますからね。



http://poste-vn.com/upload/ency/2014-02-1000003_08_54_1.jpgより引用


野菜パウダーは、栄養が逃げない工程を経ているというお話なので
パウダーになっても栄養価はそのままのそうで
少ない量で効果的に栄養を摂取することが出来ると宣伝していますね。


良い事尽くめのようですが、果たしてそうでしょうか？


問題点のひとつとして、咀嚼があります。


咀嚼が難しい離乳中の赤ちゃんや嚥下が悪くなっているお年寄りや病人には
調理がしやすいという点で、便利な食材だとは思います。


しかし、健康な方が野菜パウダーを利用する事で
咀嚼の回数が減ってしまうのは、健康上問題になってくるのではないのでしょうか？


咀嚼運動をする事で、脳への血流量が増えて脳の働きを活性化します。
その為、思考力が増し、知能を高めたり、認知症の予防、アレルギー性の病気の予防
歯を丈夫にしたり、ダイエット効果にもなります。


このように噛むという事は人の身体に色々な影響を与えています。


もう一つの問題点は、栄養価ですね。
本当にうたい文句にあるように野菜パウダーの中の栄養価は
本来の野菜の栄養価を損なう事なく製造されているかどうかですよね。


実際問題といして、私たち消費者には分からない事なので
メーカーが明記している内容を信じるしかないのでしょうね。


野菜パウダーは、高温で処理したものを乾燥させて粉砕してるといるのだと思います。
野菜の栄養分の中には高い温度で壊れるものも多いので
含まれている栄養の大部分が壊れている可能性もあるように思います。


よく売られている青汁なんかで、粉末で扱いやすいものがありますが
栄養表示があってグラフを見るとさも大量に栄養が含まれているように表示されていますが
よーく見ると端っこに小さく「100gあたり」なんて書いてあったりしますよね。


野菜の１００ｇとパウダーの１００ｇと比較の仕様がありませんよね。
パウダー１００ｇ摂らないと表示してある栄養価は摂取出来ないって事ですよね。


野菜は生で食べるのが、一番だと思います。
栄養の消化、吸収を含めて考えると、軽く加熱調理したものが良いのでしょうね。


野菜パウダーも利用の仕方によっては悪くはないと思います。
但し、くれぐれも迷信しない事をお勧めします。

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タグ：野菜パウダー 栄養価